次の日…。


「……様。ルウナ様。」


「……ん。」

ネルフが起こしに来たんだと眠気眼で体を起こすと、ネルフじゃなくエレンがいた。


「…！！エレン！？」


「おはようございます。
ルウナ様…」


「どうしてエレンが起こしにくるの？」


「今日からルウナ様の身の回りの世話をするようネルフ様から言われました。」


エレンの声は弱々しく…


怯えているようにも見える。



「エレン、世話がかりとは言え同じ歳でしょ？
ルウナって呼んでよ！ね？」


そう言ったけれど、



「ルウナ様、着替えの時間です。」



完全に拒絶されているみたいだ。