夜、寝間着に着替えベッドにいるとノックが聞こえすぐにラウルだとわかった。


久しぶりだからか、
ドクンと胸が鳴った。


「ルウナ、起きてたのか。」


「い…今寝ようとしていたのよ…」



「俺が会いに来なくて寂しかったのか？」



「そ…そんなわけないじゃないでしょ！」


そう言うと、フッと笑みを漏らし、ベッドに当たり前のように潜り込んできた。


「ナッッ！ちょっと…
どうして入ってくるのよ！」


ドクン…ドクン…

鼓動が早くなる。


「寂しくさせたからな。
一緒に寝てやるよ。」


「へッッ…」


ラウルはアタシを抱き枕のように包んだ。



どうしよう…

恥ずかしいよ…



「ルウナ、エレンのことだが、俺からもエレンと仲良くすることを頼むよ。」


「エレンはラウルにとってどういう存在なの…？」


思わず口に出してしまった。


アタシったらこんな事聞いて…


これじゃまるで…


嫉妬しているみたい。