「な~んてね♪」


パッッといつものモーガンに戻り、少し安心した。


「モーガン…」


「ちょっと意地悪したくなっちゃった。ゴメンね?」

ニコッッと笑い、アタシを起こしてくれた。


「ねえ、モーガン…」


「なあに?」


「モーガンは…何を抱えているの?」


「何もないよ~。
さ、ルウナ今日はもう寝なさい!」


モーガンの抱えているものを聞きたかった。


でもモーガンは何も聞いてほしくないようだ。



「お休みモーガン…」


「おやすみなさい。ルウナ」


チュッッとアタシの髪の毛にキスを落とし、部屋を出ていった。