魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー

セルは鼻歌混じりに出ていった。


う゛~どうすればいいんだろうか…


セルなら優しく、エスコートしてくれそうだし…


かと言って、あの俺様なラウルが納得するはずがない…



食事を終えて、部屋に行く途中…



「あ~ルウナ見っけ!」


「モーガン!!
なんかたくましくなったわね。」


第4隊に入ってから
体型が少したくましくなった気がする。



「そんな風に誉められたら本気にしちゃうよ?」


ちゅッッとほっぺたにキスをしてきたモーガン。


悪気が全く無さそうなこの顔に怒る気がなくなる。



「と、ところでモーガン今日の舞踏会は出るの?」


「勿論♪ルウナは僕と踊ってくれるんでしょ!?」


「それが…ラウルとセルにも誘われていて…どうしようか迷ってしまって…」



「え~。そんなの僕にしときなよ~!ラウルは変態だしい、セルさんはああ見えて女がたくさんいるんだから~」


あのセルが…!?

「ルウナ様、そろそろお支度の時間でございます。」


「じゃあ、楽しみにしているね~」



そう言ってルンルンしながら去っていった。