ガチャリとドアが空き、
３人の男たちが入ってきて、アタシの前に膝まついた。



「な、何！？」


どうしていいかわからず、戸惑っていると、パパからとんでもない言葉が出た。



「ルウナ。お前の婿候補だ！」



む…婿候補！？



「ちょっと待って！
婿候補ってどういうこと？」



「ルウナ、俺もそろそろ王を引退しなければならない。次期王を決めるために、この３人の婿候補の中からお前が気に入った人を選びなさい。ルウナが結婚したいと決めた相手に王をやってもらう。」



け、結婚…！？



「パパ！アタシまだ結婚なんて…「ルウナ、俺が死ぬまえにお前の花嫁姿を見たいのだ。わかっておくれ～」


死ぬって…


そんな嘘くさい芝居辞めてよ…



「今すぐに選べとは言わない。半年で決めてほしい。」



姫である以上…
決められた人と結婚しなければならないのか…