「では、続いて我が魔界の新魔王を紹介する!」

拍手が鳴りやんだ後、パパがそう言った。


「この城の第一隊、隊長のラウルだ。」


パパがそう言うとラウルは前に出た。


すると、全員膝まづき敬意の意を示した。


「ラウル、皆へ一言。」


「新魔王のラウルだ。
魔界の全ては俺が守る。
俺に黙ってついてこい。」


ラウルらしい言葉。


会場は歓声に包まれた。



ここにいる、魔王様は…


俺様で、意地悪で…


実はさみしがりやで…


アタシが一番に愛している人。