温かい空気が一変して、
冷たい空気に変わった。


洞窟の外…


そこは、暗い森が広がっていた。


アタシは、一本の木に鎖でつながれた。


「ルウナ。」

見上げたモーガンの顔は、切ない顔をしていた。


「モーガン。」


「ルウナに逢えて良かったよ。愛してる。」


愛してる。


そう言ったモーガンの言葉は胸がしめつけられた。


今までのどの言葉よりも
真剣だったから。



そして…


「やっと見つけたぞ!
アルビナ一味!」


辺りを凍りつけさせる殺気…


低い声…


この気配は…


大好きなラウルだ。