何かあったんだろうか…



「ネルフさん!どうしたんですか?」


「ジュノバスがまた何者かに荒らされた。」


「ジュノバスが!?」


「他の村もやられるかもしれない。全隊員出動だ。」


そんな…


コーリーは…無事なのだろうか…


また王の座を奪うのが目的だとしたらパパは大丈夫なのだろうか…



いろんな不安が襲う。



「ルウナ、大丈夫だ。
俺がなんとかするから。」


アタシをギュッと抱き締めるラウル。



「ラウル…」


不思議だ。


ラウルに包まれていると
少し安心してくるんだ。



「ルウナ様、この城には
ティア様とティム、エレンとオリーブがいます。


ルウナ様はこの部屋からでないでください。


結界を張っときますから。」



「わかった。」