「…大丈夫か?」 「…えっ!…えぇ」 「なんで倒れたのか分かってるのか?」 「えぇ。ちょっとこの頃体調が悪くて。」 「そうか。」 それだけを言うと、紫苑は 寝室から出てってしまった。 …またウソ吐いちゃったわ。 言っても良かったんだけどね… それよりも、珍しいわね。 大丈夫か?なんて聞くなんて。 まぁ、風邪でもうつされたら たまんないものね…