「どうだった?」
「はい。2人共元気そうだったし……本当によかったです。」
喋りながらリビングに通され、お茶を出された。
お義母さんの言葉に主語はなかったが、聞きたいことはきっと希たちのことだ。
そう思って返事をすると、お義母さんは満足そうに笑ってみせた。
どうやら当たりだったみたいだ。
「そう……あ、一真くん。明後日なんだけど……」
「はい?」
「行けそう?病院。」
「大丈夫です。ちょうど日曜だし、何とか。」
俺はそう答えながら、自分の膝の上に座ってぬいぐるみで遊んでいる茉央の頭を撫でる。
「茉央ー、よかったな。もうすぐママとゆーちゃん、帰って来るぞ?」
「やったー!」
「茉央ったら……結愛見に行く度に早く一緒に遊びたいって言ってるのよ。もうすっかりお兄ちゃんね。」
そうか……


