「ていうことは、羅夢がいきなりいなくなった理由は家でしたからってこと?」 隠しきれないと思ったあたしは観念して海斗にすべてをうちあけた。 「うん…」 「んで、警察に補導されそうになったところを助けてもらったのが綾瀬翔だったってこと?」 「うん…」 「で、成り行きで結婚したと。」 「成り行きって言うか…」 「お前さ……」 海斗がいきなり真面目な顔してあたしの顔を覗き込んだ。 真剣な瞳。 「そんなんで、幸せなのか?」