会場がざわめき出す。 「……お前、今の歌、どうゆうこと?」 そのざわめきの中、先に口を開いたのは翔だった。 「どうゆうことって…」 どうしよう。 何を伝えたらいいのかわからない。 ほんとのことをいえば… 今までのことが全て無駄になってしまう。 翔は幸せにはなれなくなる。 あたしの考えていたことを読み取るかのように、 「羅夢の、ありのままの気持ちが知りたいんだけど?」 …どうして、この人にはわかってしまうのだろう。