何か…… たぶん、 「るか、て言ってた…」 その言葉に固まる那月君。 あれ、もしかしてダメなこと言っちゃった? 「他には何を言ってた?」 那月君の目はいつの間にかあたしを捉えていた。 あたしは首を横に振る。 「その前に何か言ってた気がするけど、聞き取れなかった」 「そうか……」 那月君は俯き、布団を強く握りしめる。 「あ、食欲ある?これ…」 わざと話を変え、あたしは机に置いていたご飯を手に取った。 「……聞かないのか?」 下を向いたままあたしに訊ねる。