「杏里、退学にしちゃえばいいのに(笑)」
エリナが悪魔のような笑みを浮かべ
「ふふっ
杏里、頭脳プレーは得意じゃない」
新しい玩具を与えられた子供のような瞳をしたマキ。
「退学にしたらつまらないもの
放っておくわ」
そして…誰の悪者になりたくないズルい私。
一方ジュリは早くもナツの話題にあき、爪を磨きながら口を挟む
「そうよ
辞めたがってる子を退学にしても、退屈しのぎにもならないわ」
ジュリの冷めた口調に盛り上がり始めた2人も閉口。
内心ホッとしつつ私は手鏡を取りだし、パッツンの前髪を整える。
「でも
風紀は乱れるわね……」
ジュリ冷酷な瞳をし、爪磨きから携帯に持ち変えた。
お揃いのストラップを少し邪魔そうにしながら、素早くメールを作成、送信。
あっという間に爪磨きを再開した。

