「……」

楽しそうですね、女子トーク。

酒が飲める年だったら、オレは完全にツマミですね。


葵と千夏に無視されてるオレを睡魔が襲い始めた。

ドヨーンとまぶたが下がってくる。

「あの~、もう遅いし、そろそろ寝ませんか?」

「はあっ!?」
「はあっ!?」

コワッ!

2人して眉毛ない顔で睨み付けんなよぉ。


「眠いなら一人でさっさと寝りゃいいじゃん。ウチらまだ話してるから」

「早く自分のクッセー汚部屋行きなよ!」

「寝れんのかよ!ははは!」
「口にハエ入る!ははは!」

コイツらホント、ある意味最強。


「おやすみなさーい」

スゴスゴとリビングから出て行く、猫背のオレ…