待ち受けカノジョ。

「うわ~、この部屋初めて入ったぁ!」

バフッとベットに飛び込む桃香ちゃん。

オレはそこから離れたソファーに座る。


「ちょっとさ。ダメだって、マジで」

思いっきりイヤな顔をしても、桃香ちゃんはキョトンとしてるだけ。

「え~、なんで~?滝山君だって始めてじゃないでしょ?」

桃香ちゃんが当たり前のように、ワンピースのボタンをはずした。

「イヤ、そういう事じゃなくて!オレ、絶対ムリだから!」

急いで桃香ちゃんに駆け寄り手を止めたオレを、桃香ちゃんが不思議そうな顔で見上げる。

「滝山君だって、桃香と同じでしょ?」

「はっ?」

「いつも学校でクラスの女子と出かける約束してるじゃない!それも、毎日違う子と。ヤリまくってんでしょ?」

えっ?なんか勘違いしてる?

「イヤ、違うよ!オレはみんなの買い物に付き合ってるだけ」

「へぇ~、でもそんなの分かんないじゃん。まぁ、いっか!それより…」

桃香ちゃんの手がすぅっと下に伸びて、オレの下半身に触れた。

「どうでもいいじゃん。ヤろ?」