待ち受けカノジョ。

本日も快晴!

オレは奈緒と病院に向かった。

もちろん、携帯を首からぶら下げて。


「今日は森田サンいるといいね」

「うん…」


あれ?奈緒、元気ないな?


「どした?森田サンに会いたくないの?」

「え?ううん。そうじゃないけど…」


暗い顔を見せる奈緒に、オレは何か不安を感じた。



病院の入り口に入ろうとした時。

ふと向こうの方にあるタクシー乗り場が目止まった。


「ん?」


見たことあるような人達が、タクシーに乗り込んでいる。


あれって…?