別に何をするでもなくて、河川敷で遊んだり、ごろごろ寝たりして過ごす。 やっぱり春先は恋の季節。 ただの友達みたいだったのに。 妊娠したみたい。 相変わらず私は家とこちらを行ったり来たりしていた。 洋子ちゃんが、 「チャゲ、お腹大きいんじゃない?」 と言っていた。 私は、 『頑張って産むから、お願いします。』 と頭を下げた。