「僕は誰も怨んでないよ。だって友香理さんに逢えたから。」 レオは、生まれた時に友香理のもとへ貰われて来たのだと言った。 本当はみんなと一緒にいたかった筈なのに。 『寂しくなかったの?』 「それ以上に大切にして貰ったからね。」 レオの話しを聞いて思い出した。 ここに来た時のことを。 でも、強がっているんだろうな。 友香理ちゃんが帰った後は寂しそうだもん。