しかし、前に迷っただけあってなかなか帰り道が分からない。 この間はどうやって帰ったか考えてみる。 しばらく考えて少しだけ思い出した。 そう言えばこの間は、お日様の沈む方に帰ったんだっけ? 考えながらも身体は西の方角へ走り出していた。 『あっ!見たことのある建物がある。』 家から近くの学校が見えた。 『やった―!これでお家に帰れる!』