飛び出した道には見慣れた景色が。 何時?見たんだろう? ひとしきり思いを馳せると思い出した。 前に遊びに出て迷った時にみた工場だ。 お家はすぐ近くの筈。 『さあ、お家に帰るぞ!お―!』 安堵感も相俟って1人で雄叫びをあげた。