「やあ蝶ちゃん!おはよう」

「あ、近藤さんおはようございます。」

近藤さんのお部屋には近藤さんを含めて5人の人たちが座っていた。

「早速だが蝶ちゃん。君の昨日の剣術は素晴らしい。」

「ありがとうございます。」

私は、はにかみながら頭をぺこりと下げる。

「そこでだ。君は各隊の補佐として巡察に行ってもらったりしたいと思っている。いいかい?」

少し不安げに近藤さんは私の顔を見てくる。

「補佐?」

「ああ。君のことは一緒に行く隊士や隊長が必ず守る。だけど時々彼らの手助けをしてほしいんだ。」

「構いませんが・・・」

「よかった!あ、蝶ちゃんは人を切らなくてもいいからな?峰内にしたところを隊士か隊長がしとめるから。だから心配はいらないからな!」

近藤さんは優しく微笑む。

「え?私、人切らなくていいんですか?」

「ああ。君は女の子だろう?それにこの時代の人間じゃない。だから、切らなくていいんだよ。」

近藤さんの声が優しく耳にひびく。