誠の桜に止まる蝶

ゆっくりと蝶ちゃんを布団に寝かせる。

「んっ・・・」

「起こしちゃった?」

尋ねるけど幸せそうに微笑みながら眠る蝶ちゃん。

「居場所を奪いたくないか・・・・」

そう言って必死に涙をこらえている蝶ちゃんをすごくいとおしく感じた。

「君の居場所ならここにあるよ。」

そうつぶやきそっと蝶ちゃんの涙をぬぐった。