誠の桜に止まる蝶

総「昔からしってたでしょ?」

蝶「うん。」

そういうと蝶はそっと僕の頬に触れる。

すると、体に温かいものが流れる。

総「蝶?」

蝶「私の寿命を分けることはできないけど、私の力を九尾の今なら少しだけ分けることができる。これで、総司は普通の人より少し特別になったはずだよ?」

総「どういう風に?」

蝶「その時がきたならばわかるよ」

そういってまた僕に抱きつく。

九尾の君はいつもより甘えん坊みたいだ。

でも、君になら僕は永遠に化かされ続けてもいいと思えるよ。

蝶「総司、なに笑ってるの?」

総「ん?蝶の顔が面白いなと思ってね」

蝶「え、そんな変な顔してた?」

あたふたと自分の顔に手を当てる。