誠の桜に止まる蝶

原「いや、怖くはねえけど・・・」

新「なあ・・・・」

蝶は今髪をほどいたままの状態。

そして先日近藤が贈り物をした上掛けをかけた状態で憂いを浮かべた表情をしながらすわつている。

その姿はまさに妖艶と言ってもいいだろう。

蝶「あら、みなさんどうしまいた?」

不思議そうな表情でこちらを見つめる瞳に惑わされそうになる。

土「狐が人を化かすっていうのは聞いたことがあるが・・・」

新「こんな綺麗な狐なら化かされても構わねえっておもっちまうなあ」

すこし怪訝そうな表情で新八をにらむ。

蝶「と、いうことなので本日は夜の巡察のみになります。」

土「ああ、ほかの隊士がこの姿を見たら大変なことになりそうだしな」