そのあとも近藤さんはなにやら自説を唱えて満足してどこかへ行ってしまった。
本当に面白い人だ。
そう思いながら春風に体をゆだねる。
「おい総司。そろそろ休息が終る時間だぞ。」
声をするほうを見ると一君が立っていた。
「ああ。わかった。今行くよ。」
「お前は本当に桜が好きなんだな。」
いつもは無表情の一君が微かに笑った。
「まあね。なんだか桜は心が落ち着くんだよねえ。」
「だが、桜は儚いものだな。」
そういってはらはらと舞い降りてくる花弁を一君は掴む。
「一君は桜より雪のほうが好きだもんねえ。」
「ああ。雪はすべてを白く覆い尽くしてくれるからな。」
「すべて、ね。」
「ああ。それより総司。お前どこか打ったなどと言っていなかったか?」
「少し腕をね。なんで?いい薬でもくれるの?」
俺は冗談半分で一君に尋ねると一君は懐から何かを出す。
「石田散薬だ。」
すこし嬉しそうにこちらに出す。
「げっ!これ土方さんが作っているインチキ薬じゃん!」
「インチキなどではない!打ち身によく効くはずだ!」
「はずねえ・・・」
一君は大真面目に頷いている。
本当に面白い人だ。
そう思いながら春風に体をゆだねる。
「おい総司。そろそろ休息が終る時間だぞ。」
声をするほうを見ると一君が立っていた。
「ああ。わかった。今行くよ。」
「お前は本当に桜が好きなんだな。」
いつもは無表情の一君が微かに笑った。
「まあね。なんだか桜は心が落ち着くんだよねえ。」
「だが、桜は儚いものだな。」
そういってはらはらと舞い降りてくる花弁を一君は掴む。
「一君は桜より雪のほうが好きだもんねえ。」
「ああ。雪はすべてを白く覆い尽くしてくれるからな。」
「すべて、ね。」
「ああ。それより総司。お前どこか打ったなどと言っていなかったか?」
「少し腕をね。なんで?いい薬でもくれるの?」
俺は冗談半分で一君に尋ねると一君は懐から何かを出す。
「石田散薬だ。」
すこし嬉しそうにこちらに出す。
「げっ!これ土方さんが作っているインチキ薬じゃん!」
「インチキなどではない!打ち身によく効くはずだ!」
「はずねえ・・・」
一君は大真面目に頷いている。


