誠の桜に止まる蝶

私は急いで下に行く。

そこには土方さんが数人と戦っていた。

「土方さんっ!!」

私は土方さんの近くにいた数人の男を霊力を使い、風で引き飛ばす。

すると男たちは体を強く打ち、気絶する。

「蝶っお前。」

「土方さん。顔、まぬけですよ?」

「ふっ。相変わらずだな。上の様子は?」

「ほぼ、壊滅です。総司さんが血を吐きました。」

「なにっ?総司が血を?」

「はい。でも心配しないでください。私が総司さんを助けます。」

強い光を瞳に宿し、蝶はつぶやく。

「そうか。」

「下の様子は?」

「藤堂平助が額を割られて重傷だ。」

土方さんが苦々しげにつぶやく。

「平助さんがっ?」

「ああ。」

「どこにいますか?」

「え?」

土方さんが驚いたようにこちらをみる。