キンっ!

「お前なにやつ!!」

刀を受け止める音がしたかと思うと浪士が叫ぶ。

「名乗るもののほどでもございません。なんてね?」

この声!!!

俺は目を開ける。

すると目の前には俺が探していた姿があった。

「蝶っ!!!!」

「沖田さん。なにあきらめているんですかっ?」

蝶は男と戦ったまま少し不機嫌気味に叫ぶ。

「蝶・・・・」

そして蝶は男を切る。

しかし、きれいに急所は外しているため男は倒れながら唸っている。

「舞桜蝶。ただいま戻りました。」

笑顔でそう告げる蝶。

「っ蝶!!!!」

俺は思いっきり蝶を抱きしめる。