俺は浪士に切りかかろうとする。

そうすると急に胸に激痛が走る。

「っ!!!」

その場にうずくまり口から血を吐く。

「くっそ・・・・」

後、一人なのに俺の体に何が起こっているんだ??

「しめた!でいやああああああ!!」

浪士がこちらに切りかかってくる。

っ・・・応戦しようにも胸に激痛が走り動くことができない。

俺は、ここまでか。

“沖田さん”

蝶の笑顔と声が脳をよぎる。

蝶が居ない世界ならば、生きていても仕方がないか。

俺は目を閉じて覚悟を決める。