誠の桜に止まる蝶

「蝶?目をつぶって?」

「ん?こうですか?」

不思議そうに目をつぶる蝶。

俺はそっと蝶の綺麗な髪に簪を刺す。

「いいよ。」

「沖田さんなにをした・・・ってこれは?」

蝶は自分の頭の簪に気づく。
そして上目で簪をみて驚く。

「この簪さっき沖田さんとみていたやつだ!!」

「ああ。蝶に絶対似合うと思ってね。」

「っどうしよう…うれしい・・・・」

涙目で微笑む蝶。

俺はおもわず蝶に口づける。