誠の桜に止まる蝶

「どうしよう・・・すごいうれしいよ蝶。俺てっきり蝶は土方さんが好きなんだと思ってたよ・・・」

「へっ?土方さん?」

おもわず私は素っ頓狂な声をあげてしまう。

「はははっ。そんな声あげなくても。」

「私、土方さんのことはなんて言ううんでしょうか、この時代のいじりがいのあるお兄ちゃんって思っているんですよ?」

「そうなの?」

「はい!」

「よかったあ・・・」

そういうとまた私を強く抱きしめる。

「俺、結構嫉妬深いからね?」

沖田さんがちょっと拗ねたように言う。

ふふっ。沖田さんかわいい♪

「私、もしかしたら沖田さんのこと不安にさせちゃうかもしれません。でも覚えておいてください。私が大好きなのは沖田さんだけです!!」

そう言って可愛らしく微笑む蝶。

っ、やばい・・・

すごいかわいい。

俺は絶対蝶には勝てないない・・・・