誠の桜に止まる蝶

「ふふっ沖田さんよく食べましたねえ。」

「ん？蝶が食べなかっただけだよ？」

「はいはい♪」

こんな会話をしているとどこからか笛の音が聞こえてくる。

あ、千夏ちゃんが言ってたお祭りだ。

私はそんなことを思いながら通り過ぎようとしたらいきなり手を引かれた。

「なっ、沖田さん？」

「ちょっとお祭り寄って行こうよ！！」

「へ？でも巡察・・・」

「蝶ちゃんがいつも頑張ってくれるご褒美♪さあ行こう！」

そう言って私は沖田さんにずるずるとひっぱられる。

「うわあ！すごい！！お店がたくさん！！」

私はおもわず感激する。