ライオンとパンダ

「ライオン、ライオン、大丈夫なの?」

 何をそんなに曽和子は焦っているのだ?ただウンチしてただけだぞ。

「曽和子ゴメン、紙がないから買ってきてくんない。」

「えっ?あっ、そうなの?なぁーんだぁ。」

 あれ、だいたいいつもの曽和子なら、ハァ?とか言って、トイレのドアを破壊するってのがいつものオチなのに二年も経つと人間も変わるもんだね。

「ライオン、とりあえずドア開けて。」

「やぁーだぁー曽和子さんスケベ。」

「ハア?」