ライオンとパンダ

「大丈夫よライオン、変な期待しなくて。」

 なんでよぉ、つまんないこと言わないでよぉ。

「私が半田にキツく上がるなって言っとくから。」

 えぇー、まぁ確かに曽和子に言われたら恐いだろうな、曽和子が上司じゃなくて良かったよ。

 てなぐあいに何事も無かったように家に戻り。

「あっ、ゴミ袋買うの忘れてた。」

 と、いつものように、肝心なことだけ忘れ。

「曽和子一人にしないでぇぇぇ。」