ライオンとパンダ

「でもさぁ若かったよ、あの頃は。」

「確かにね、あぁ玉木かぁ何してのかなぁ。」

「あれ?この前の同窓会のとき話さなかったの?」

「えっ?玉木来てた?」

「来てたじゃん、結婚したって言ってたじゃん。」

「あぁ、だから覚えてないんだ。」

 てな具合に昔話に花を咲かせていたのだが、私たちは重要なことを忘れていた。

 そう!それはこの小説が恋愛小説ということ。でわなくて。

「ライオン、背中何か付いてるよ。」