ライオンとパンダ

 もちろん8年も勤めた会社だからさぁ、辞めるって考えたら寂しいけど。

 でもこれでいいんだ、これで。

 春一番が吹かなかったこの街の夜は少し寒くて、チーズフォンデュのように誰かに包まれたくなる、それはそれは熱くて火傷しちゃうけど、私は熱いぐらいが安心なんだ。

 でもさぁ熱すぎて火傷酷くなっちゃうのよ、だから今は、冷蔵庫に入ってる冷たいチーズでも探そうかと思っています。

「うぃー、飲んだ、飲んでやった。うぃーヤッホー、あっ、でもやっぱ外はしばれるねぇ。」

「ライオン大丈夫?」

「ヴッ、ヴッ、あぁ、えっ、大丈夫よーん。」