ライオンとパンダ

 病室ではね、何で私がバイクに引きずられた時パンダがあの場所にいたか聞いたよ。

「何か、女性一人で夜道を歩くのって危険じゃないですか、だから。」

「だから後ろから着いて来たんだ。」

「はい!」

 だから声がデカい、それと。

「あんたそれじゃあストーカーと変わりないよ。」

「すいません!」

 まっ助けて貰ったんだし、あいつが後ろにいなかったら死んでたかも、だもんね。

「パンダ、ありがとうね。」