ライオンとパンダ

「てめぇ誰に手だしてんだ!ライオンさんを怪我させたこと一生後悔させてやるからな!」

 そう言ってあと四、五発パンチを放った、私は肩の力を抜いて助かったと思った、でも助かったって思った瞬間だった。

「パンダ!後ろ!」

 バイクがパンダに向かって突っ込んだの。

 私の叫び声をバイクの音がもみ消し、パンダは宙に浮いて、地面に叩きつけられた。

 その後バイクは私の方を向いたの。

 逃げたかったけど、動けなかった。

 引ったくりがおもいっきりエンジンをふかして私に向かった瞬間。