外からは静かな夜とは裏腹に、パトカーのサイレンとバイクの轟音が鳴り響く。 たまに聞こえるのは嘲笑とうめき声… 「…」 馬鹿でもわかる。 今出て行くと確実にアブナイ、と。 私は眉をひそめてただただ、じっとその窓の外を見つめていた。 …あそこに飛び出せば何か変わるかな? そんな淡い期待を持ちながら。 私の顔を見た男はシャッとカーテンを閉めて「朝になったら送ってく」言って、再びベッドに潜り込んだんだ。 何もしないの…? その考えは頭の中だけで、言葉にはしなかった。