目が覚めた瞬間、まずそう感じたはずなのに、信じたくない私は必死に狭い空間を行ったりきたりした。

私は、フローリングの床に座り込んだ。冷たさが薄いパジャマを伝ってきて、ようやくぶるっと震えた。

これからどうしよう。
私は、捨てられたのかしら。
それならそれで、構わない。

どうしてこう、皆自分勝手なんだろう。
それなら私だって勝手にしてやるんだから。

何だか黒くてねじれた感情がもくもくと暗雲のように湧き上がってきた。