そこから私の家までさほど距離はなかった。

クラスのことや、テレビなど当たり障りのない会話をした。
マンションの前まできて、私達は立ち止まった。

ちょっと沈黙ができて、それを紛らわすように私は口を開く。

「今日は久しぶりに圭と話せたし、星も見れたし、楽しかった。ありがとうね」

「都は星みたいだ」

「え?」

圭は真面目な顔をしていた。