「雪乃ちゃん?」 「はい」 エコーを見ていた先生が私に声をかけてきた。 「どっちか知りたい?」 笑顔でそう言った先生。 「えっ?」 どっちかって、それは性別? 「産まれてからのお楽しみにしたいなら言わないけど?」 「お、教えて下さい!」 男の子かな?女の子かな? 健康に産まれてきてくれたらどっちでもいい。 「女の子だね」 「ホントですか!?」 「うん」 女の子かぁ。 性別を聞いて、顔がニヤけてくる。 レイナさんにもあとで教えなきゃ。