「睦月先輩ってお兄ちゃんみたいですよね」 自分は睦月先輩と歩きながら言った 「いきなり何言い出すかと思えば… ……お前、兄弟はいないのか?」 睦月先輩は言った 「あ、まぁ……男兄弟はいないです 双子の妹はいるんですけどね……… 妹はまだあっちに……桐島の家の方にいます」 「そうか………」 本当は知ってるくせに…… 睦月先輩はきっと自分のことはだいたい把握済みだろう 「睦月先輩はいるんですか?兄弟とか」 「……………」 し、シカトされた……