「なんか、ほんと、すみません……」
自分はなんだかいたたまれなくなって言った
「いいよ、別に。
こんなの、今に始まったことじゃないし……
この数日間のお前との生活で慣れた」
睦月先輩は言った
「そんなに自分、先輩に迷惑かけてますか?」
そんなつもりはまったくなかったんだけど……
「ああ、
食事中に寝てみたり、俺の食べ物横取りしたり……
寝坊するし、俺がちゃんと朝飯作んないとお前朝飯抜きで授業に出るだろ?
お前は食うか寝ることにしか脳がないのか?
さすがに部室にまで使用人は呼べないから、結局いつも俺がお前の弁当作ってんじゃねーか。
それから__……」
「あーー、もういいですっ
睦月先輩の素晴らしいファッションセンスを駆使して素敵な服を選んでください、お願いします!」
こんなに不満をため込ませてたなんて……
