「親に連絡するから、連絡先の電話番号教えて。」




「・・・・知らないです。」




「はあ?お母さんの携帯番号は?」




「知らないです。」




「お父さんは?」




あきらかにイライラしているのが伝わってくる。




「いません。」




「いない?おばあちゃんとか居るでしょ。」




「いません。」




「いい加減にしなさいよ!」




バシーン!!!




相当イラついていたであろうおばちゃんは、私に平手打ちをしてきた。




「ちょ、ちょっと天岡さん。」




すかさず近くに居た店長が止めにかかる。