一瞬で状況を掴むことができた。 きっと今私は、この店員さんに万引き犯だと疑われているんだろう。 「ちょっと事務所の方まで。」 なにも抵抗することはできなかった。 ただ頭の中で、この事を学校にも知られちゃうのかなあとか、 これから私どうなっちゃうんだろうとか たくさんの疑問が出てきて 呆然としていることしかできなかった。