弟、じゃない。だけど、弟。




凌のあいている手が、あたしの胸に触れた時。






「―――凌、麗ちゃん?ご飯できたわよー!」




階段の下から、お母さんの声が聞こえて。


それを合図にぴたりと、凌の動きが止まる。


少しの間静止していた凌は、いきなりあたしから離れた。



そして・・・何事も無かったかのように、1人で下へと降りて行った。



あたしは未だに、さっきの凌の行動が理解できていなくて・・・暫く、下着姿のままで突っ立っていた。



だんだん意識がはっきりしてきて、体が冷えてくると、部屋に入ってスウェットを着る。




そしてすぐに、リビングへと駆けた。