「なぁ、さらに『小さく』分けようぜ。人数とか」

と瀬那くん。


「てめ、そんなもん、不特定多数のお前がダントツだろーが。回数だ、回数。だったら俺、多分負けない」

と悠斗。

「いいや、セックスは愛だよ、愛。愛の深さで勝負だ」

と照哉。



結局――

俺たちチェリー組は、非チェリー組の過去自慢を延々聞かされるはめに。


『どうしたら彼女ができるか会議』は、決して始まることはなかったのである。