『退学処分になって、プー太郎にはなりたくないだろ?』

「っ…」

『ねぇ?』


…だけど。

留年のことも、退学処分されるにしたって、


「私……ッ」

『ん?』

「ゃだ…っ!」

『ッ…!?』

「どんなに会長がそんな酷いことばっかり言っても…会長補佐にはなりたくありませっ――」

ガンッ

「ッ―――」

『何だって?』


そばにあった会長専用の机を蹴った会長は――、すごく冷徹な笑顔で私を威圧した。


『ヤダ?会長補佐にはなりたくない?…――ふざけるな!』

「っ」

『君は俺に意見が言える立場なのか?このまま留年することが確実である君に、…わざわざ声をかけてやったんだ。感謝されるならまだしも、拒否られるなんて心底胸糞悪ぃんだよ。』

「かいちょ――…」

『これ以上俺を怒らせるな。襲うぞ?』

「――っ…」


そう言った会長の瞳は本気で…私は何も言えなくなってしまった。