「…俺さ、遊びの女は大抵2、3回で飽きて終わりなんだ。 求めてきて、そして最後には泣かれて。 だから女なんて面倒なだけだと思ってた。」 そういえば、前に言ってたっけ。 私は泣いたり、求めたりしないから楽だって。 「だけど繭は違った。 何回抱いても飽きないし、求めたりも泣いたりもしない。 それが何故か寂しく感じた。 もうその時点で他の女とは違うってことは明確なのにな。」 ねぇ朔弥、 本当に私と同じ気持ちだって思っていいの?